新潟県土木部下水道課は、信濃川下流流域下水道(長岡処理区)における中越流泥処理施設建設工事(機械・電気設備)で、当初予算に債務負担行為の限度額22億6200万円を設定している。
計画によると、汚泥処理乾燥施設は設置から15年以上が経過していることから、汚泥感想設備およびLCD監視制御装置、直流電源装置、コントローラの更新を図っていく。中越流泥処理施設を再構築するもので、広域化・共同化の汚泥集約を図るため、短期および中期的期間における本事業への新規参入市町村の条件整理を行うことが目的。汚泥集約は長岡市、三条市、加茂市、小千谷市を対象とし2024年度は1万3000トン/年に上るという。中越流泥処理施設は09年に供用を開始し、処理能力は70トン/日(脱水ケーキ換算)で、方法は乾燥→搬出(セメント製品のリサイクル等)。場所は長岡市新開町4756。
今後のスケジュールは、25年度に設計をまとめ、26年度から工場製作、27年度に据付と試運転を行い、同年度中の稼働を目指す。債務負担行為の期間は26年度から27年度まで。詳細設計は、中日本建設コンサルタントが担当している。