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建通新聞社
2025/07/31

【大阪】滋賀県 県立美術館整備基本計画策定へ

 滋賀県は、県立美術館の目指すべき方向性を「子どもも大人も来たくなる未来をひらく美術館」とし、本年度内に具体的な再整備の内容を「滋賀県立美術館整備基本計画」としてまとめる予定だ。今年3月には同計画の骨子として「既存館の改修」、「増築」、「公園と一体となった整備」、「子どもがアートに親しめる環境整備」を再整備の方向性として打ち出した。現在、同計画の策定支援業務を委託する公募型プロポーザルの手続きを進めている。
 整備基本計画骨子によると、建物・周辺の現状調査や運営上の諸課題を検証しながら整備にかかる技術的要件を検証したところ、増築可能範囲は既存館南側と北西側に限定。この他、美術館入り口を北側に追加することや展示室の新設、収蔵庫の増設、既存施設の老朽化に対する抜本的な施設改修と設備更新が必要などとしている。
 策定支援業務の内容としては、諸室の整備内容や既存館の改修内容、公園と一体となった整備方針の検討といった施設整備の基本的な考え方の他、概算整備費や整備事業手法、スケジュールの検討などのたたき台を作成する。県と協議の上、8月末をめどに基本計画中間案、中間案に対する意見などを踏まえ2026年2月末をめどに基本計画原案をまとめる。予定価格は1320万円(税込み)。
 納期は26年3月31日。
 プロポーザルには単体またはJVによる参加を求める。参加希望者は企画提案書などを5月14日午後5時までに提出。審査会が提出された提案書などを基に審査を行う。
 ※図は建通新聞電子版に掲載中

 提供:建通新聞社