和光市は和光市駅北口地区市街地再開発事業として整備される複合施設について、施設内に導入する公共公益施設の基本計画を年度内にも策定する。まずは施設内に導入する公益的空間の使い方について8月31日まで市民アンケートを募集する格好。庁内各部署の調整を経て、年度内に基本計画素案に関するパブリックコメントを行う見通しだ。
同事業は市の玄関口となる和光市駅北口に、駅と直結する延べ床面積約5万6500uの複合施設を整備する計画。和光市駅北口市街地再開発準備組合が主体となり施設整備を検討しており、現在は基本計画を策定中。
現段階の計画では、再開発施設は商業公益などの機能を持つ低層階(3階)と、住宅機能を備える高層階(28階)を合わせた1棟の施設とする方針。低層階に設ける公共公益施設については、市側が基本計画を策定する流れとなる。
駅から直結する立地条件を生かして、利用者の利便性・集客性向上に寄与しつつ、多世代交流などの空間も考慮した機能を導入する。空間の使い方について、市民から幅広い意見を募る。
再開発準備組合側の動きとしては、2026年度をめどに組合設立認可を取得し、27年度内には権利変換計画認可や解体工事などに取り掛かる見通しとなっている。本体工事は現段階で28〜30年度とする計画だ。
提供:埼玉建設新聞