北大阪急行千里中央駅前にある商業施設のセルシーの解体工事が始まる。8月20日に施設内の通路を封鎖した後に解体を進め、2027年7月末の完了を見込んでいる。
解体工事の発注者は、エイチ・ツー・オーリテイリング(大阪市北区角田町8ノ7)が出資する合同会社のサントル。解体工事の元請けはフジタ大阪支店(大阪市北区堂島2ノ1ノ16)が担当する。
解体するセルシーの規模は鉄筋コンクリート造地下1階地上6階建てで、延べ床面積は4万5305平方b。
工事場所は豊中市新千里東町1ノ5ノ2で、敷地面積は1万4028平方b。北大阪急行千里中央駅の南側に位置する。
エイチ・ツー・オーリテイリングと阪急阪神不動産(大阪市北区芝田1ノ1ノ4)は、千里中央駅周辺に位置する千里阪急と千里阪急ホテル、セルシーの敷地を一体的に再開発する千里中央地区再整備計画を進めている。今回解体を進めるセルシーと千里阪急の敷地には、千里阪急が入居する延べ床面積10万平方b規模の大規模商業施設などを新設し、千里阪急ホテルの敷地では、同商業施設や千里東町公園と連携したにぎわい・交流機能を導入する見込みだ。
セルシーは1972年にオープンした大型商業施設。住民の生活を支える機能を保有していた他、屋外のセルシー広場はイベントスペースとしても利用されていた。2019年に閉館した後、22年に完全閉館となった。
※写真は建通新聞電子版に掲載中
提供:建通新聞社