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　市内の小中学校や幼稚園・保育所の再編について検討している善通寺市学校再編整備検討委員会（片山昭彦会長）は、こども園の建設・運営について、２園プラス私立案を採用する方針を第９回委員会で示した。私立の施設と協力しながら、１７０〜１９０人程度を定員とする２園の建設を想定している。
　これまで委員会では、２園案・２園プラス私立案・３園案の三つの案を検討してきた。その中で、鉄筋コンクリート造の園舎を建設する場合の費用の試算で３園建設は41億円、２園建設は33億円とコスト面で大きく差があること、将来見込まれる園児数の減少に対応するには３園案では供給過多になるおそれがあることが懸念されていた。
　一方の２園案では、現状の園児の受け入れ体制が難しいなどといった理由から、２園プラス私立案の採用に至った。私立の施設には、４８５人を上限として、園児の受け入れの協力を依頼する。
　こども園の建設場所については、現時点で未定。今後、委員会で話し合う小中学校の建設数や建設場所に応じて同時に検討していく。
　小中学校に関しては、善通寺市学校のあり方検討委員会が、24年３月に作成した提言書で、小学校は２〜３校、中学校は１校にすることが望ましいとの見解を示している。

提供：建通新聞社