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建通新聞社四国
2025/08/05

【香川】県広域水道企業団 東部浄水場の増強を検討

 香川県広域水道企業団は、東部浄水場の増強に向けた検討業務を実施する。企業団では、2043年度までに香川用水全量使用可能な浄水場の整備を計画している。東部浄水場についても、水源である香川用水からの取水量を増やして浄水能力を高め、効率的かつ安定的に配水するために施設計画や配置などを検討する。結果を基に、2026年度以降の方向性を決定する。
 現在、「東部浄水場増強等基本検討業務委託」の公募型指名競争入札の手続きを進めている。納期は26年3月23日。
 現時点の浄水能力は、1日当たり10万5100立方b。増強後の浄水能力は業務内で詰めるが、1日当たり13万2900立方bの取水量を目指す。同浄水場の給水対象は、高松市、さぬき市、東かがわ市、綾川町、三木町。東部浄水場の各施設は、香川用水が通水開始した1974年から使用されており老朽化が進んでいる。
 業務では企業団が提示する四つの増強案に対して、主に施設計画や施設配置、浄水場を稼働した状態での工事方法を検討する。その上で各案を比較検討し、最適な案を選定する他、概略スケジュールなどをまとめる。
 増強案では、現在の東部浄水場用地に周辺用地の一部買収を考慮する案、現有地以外の新規用地で増強分を整備または、既設分も含めて更新・増強する案を提示した。また、隣接する浅野浄水場と併用で実施する案も挙げられている。

提供:建通新聞社