滋賀県病院事業庁は、総合病院の施設整備事業を計画している。小児保健医療センターとの病院統合に伴う小児病棟の移転・集約の受入態勢を整えるもの。近く工事発注・入札するICU(集中治療室)・HCU(高度治療室)の再編に係る病棟改修(第1期)に続いて、手術室の増室をはじめ小児病棟の移転に向けた本館内部改修などを予定。『第2期』工事は来年1月、『第3期』工事は同年12月からの着工を見込む。予定工事費は2案件あわせて11億円(税込)。
今年1月1日、県立総合病院(守山市守山5丁目4―30)と県立小児保健医療センター(守山市守山5丁目7―30)が組織統合。新たな「滋賀県立総合病院」としてスタートした。医療の充実と経営の安定化を図る。計画では、従前の総合病院の施設(SRC造、延7万2607・7平方b)に、旧・小児保健医療センターの病棟および手術機能等を集約するための施設整備・改修を行う。
第2期工事の内容は▽本館A・B棟1階=救急エリア改修(地下1階天井改修含む)▽本館A棟3階=手術室増室改修▽本館A・B棟9階=病棟改修▽上記に伴う電気設備、機械設備―。工期は2026年(令和8年)1月〜27年(令和9年)12月。予定工事費は10億円(税込)。
第3期工事の内容は▽本館A棟地下1階=薬剤室改修▽本館A棟6階=病室改修▽別館1階=リハビリ室改修▽本館B棟〜療育棟(児童発達支援センター)=渡り廊下新設(S造、約160平方b)▽上記に伴う電気設備、機械設備―。工期は26年(令和8年)12月〜27年(令和9年)5月。予定工事費は1億円(税込)。
第2期工事の設計業務の受注者は、8月25日開札の事後審査型一般競争入札で選定する。落札決定は8月28日の予定。委託期間は契約締結日より5日以内の日から26年(令和8年)3月25日まで。
第3期工事の設計業務の受注者は、8月18日開札の事後審査型一般競争入札で選定する。落札決定は8月21日の予定。委託期間は契約締結日より5日以内の日から180日間。
なお、第1期(ICU・HCU・透析センター・ME〔医用工学〕センター改修など)のうち、電気設備工事と機械設備工事の受注者は、それぞれ8月21日開札の事後審査型一般競争入札で選定する。落札決定は8月26日の予定。工期は工事開始日から420日間(9月19日までに工事開始)。残る建築工事も近く発注の見通し。設計業務は、内藤建築事務所(京都市左京区)。
小児病棟の移転を巡っては、26年(令和8年)1月を目標時期としていたスケジュールを変更。医療サービスを途切れさせることなく改修工事を進めていくためには、一連の改修における工事順序や工事間隔の確実な調整が必要であることを理由に挙げた。見直しにより、27年度(令和9年度)下半期の病棟移転を目指す。
滋賀県立総合病院施設整備事業コンストラクション・マネジメント業務は、日建設計コンストラクション・マネジメント(大阪市中央区)。
提供:滋賀産業新聞