八峰町商工観光課は、観光庁の地域観光魅力向上事業に「白神の湧水で創る“SHIRAKAMI FULL COURSE”PROJECT」が採択されたため、補正予算を計上。7日の臨時議会で事業費2,590万円を確保した。ハード整備ではポンポコ山バンガロー村の大規模改修に取り組み、観光の高付加価値化を目指す。改修事業費は1,700万円(委託費100万円、工事費1,600万円)で、設計を本日8日に指名、盆明けに開札し9月末の脱稿を目指す。
同事業は、観光協会や温泉施設、ガイドの会などの地元関係者と、能代山本地域の旅行商品造成販売支援などを行う地域連携DMOと連携し、国内だけでなく、海外観光客も取り込めるよう「食」「宿泊」「体験」の3つの視点から魅力向上を目指すもの。
食では地元食材の「輝サーモン」や「黒椎茸」などを活用した、新しいメニュー開発を行う。また、宿泊ではインバウンドに対応した施設が少ないことから、ポンポコ山のロッジを町内の木材を活用してリノベーションし、「食」「宿泊」を通じて体験型・滞在型観光商品(ツアー)の造成・販売に繋げる。体験の充実を図るためガイドの育成も実施する。
ポンポコ山のロッジは全4棟で、いずれも木造平屋建て、43u規模。建設からこれまで大規模な改修は行っておらず、シャワールームが昔の規格で狭いといった課題がある。リノベーションではシャワールームの大型化のほか、ベッドルームとトイレ改修、照明LED化などを実施する予定。ベッドは2段ベッドが設置されているが、梯子が垂直型で利用しづらいことから解体し、多種多様な人が使いやすい仕様を検討する。狭い空間でもプライバシーに配慮したロッジを目指し、工事を10月上旬に指名、同月中旬には契約する方針。
今年度の観光促進ではこのほか、国の「新しい地域経済・生活環境創生交付金」を活用して利便性向上を図るため多機能観光デジタルパンフレットを導入。プロポーザルの結果、アボック社に委託している。また、県の「森と木とのふれあい空間整備事業」に採択されたことから、ぶなの原生林を低地で観察できる留山の散策路整備(L約850m)に着手。総事業費2,500万円(設計約150万円、工事約2,350万円)で、今年度から8年度までの2カ年で進める。設計を創和技術で進めており、8年度に着工する。
道の駅はちもりの移転を踏まえた御所の台エリアの再構築事業は、基本構想を策定しているがより具体的で実効性のある内容とするため、未来ビジョンを策定する予定。今年度はビジョン策定に必要な内容の整理を庁内で進める。
提供/秋田建設工業新聞