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建通新聞社(神奈川)
2025/08/07

【神奈川】県 県立歴史博物館改修計画作成へ 大規模な改修を想定

 神奈川県は、県立歴史博物館の改修計画を取りまとめる予定だ。国の重要文化財、史跡に指定された旧館など2棟の劣化診断を行い、改修工事が必要な建築の部位や設備を把握。工事の規模やスケジュール、概算工事費などの改修計画を作成する。施設の休館が必要となる大規模な改修を想定している。
 県立歴史博物館は1967年に開館した県立博物館を前身とし、95年に歴史博物館として再整備した。博物館の旧館は1904年に横浜正金銀行本店として建てられたれんが造・石造地下1階地上3階建ての建物で、国の重要文化財、史跡に指定されている。新館は鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上3階建てで、県立博物館の開館に合わせて増築した。総延べ面積は1万0565平方b。エレベーターの更新と照明設備の改修工事のため、1月から2026年9月まで休館を予定している。
 改修に向けた劣化診断の対象は屋上やドーム屋根、外壁、内・外部建具などの外観の他、展示室やエントランスなどの建物内部とする。電気、機械設備も含む。改修や修繕、更新を行う箇所を劣化状況に応じて分類し、改修計画を取りまとめる。業務は第三設計連合(横浜市中区)が26年3月13日までの納期で担当する。
 基本設計など26年度以降のスケジュールは改修計画を踏まえて検討する。
 エレベーターや照明設備の改修では収蔵品は館内に残したが、今回計画する改修工事では収蔵品を館外に移動させる可能性が高いとしている。重要文化財に指定されている旧館はその文化財的価値を保存して改修することが求められるため、文化庁との綿密な調整を図っていくこととなる。現時点で民間活用は見込んでいない。
 県立歴史博物館の所在地は横浜市中区南仲通5ノ60。

提供:建通新聞社