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県警察本部は、東吾妻町原町地内で建て替える吾妻警察署の造成工事を月内の一般競争入札公告へ準備を進めている。造成工事における土工量は約９９００立方ｍとなる。擁壁や排水構造物の設置なども計画している。２０２５年度〜26年度の２カ年で造成工事を進める。26年度に建設工事に着手、27年度末の完成を目指し工事を進めることとなる。
当初予算で造成工事費および基本・実施設計委託料などを含んだ１億８７６９万７０００円を計上したほか、26年度の債務負担行為に８９３９万８０００円を限度額に設定している。
建設地は国道１４５号に面した約６０００�uの敷地。造成工事では現状から１〜２ｍ程度のかさ上げを予定している。
造成は約１４００立方ｍの床掘りや約７５００立方ｍの路床盛土、約１０００立方ｍの埋戻しにより実施する。路床盛土は県土整備部の協力を得て建設発生土を使用する予定。
擁壁工は高さ０・８ｍ〜３ｍのプレキャスト擁壁を使用し延長２４４・４ｍで設置を行う。
排水構造物工では、幅２０００�o×高さ１５００�oのボックスカルバートを延長60ｍ、３００�o×４００�o〜６００�oの街渠側溝を52・７ｍ布設する。
建設用地内の排水経路のほか、布設する上水道管および下水道管の口径・管種・延長・布設工法など詳細は検討中。
建設工事では新庁舎棟と付属棟を新たに建築する。２棟ともにＮｅａｒｌｙ　ＺＥＢ相当で整備。新庁舎棟はＲＣ造３階建て、延べ床面積約２６００�u、付属棟についてはＳ造平屋、床面積約３５０�uで建築する見通し。新庁舎棟や付属棟の建築に伴う基礎形式や建物内の諸室配置など詳細は設計で検討中。
建設工事基本・実施設計業務は24年度に入札。石井設計（前橋市）が受託して進めている。
既存庁舎は解体する方針。解体設計は27年度、解体工事については28年度に計画している。