大阪市は、柴島地区地区計画などの大阪都市計画地区計画原案を公表した。柴島地区では人中心の居心地のよいまちづくりを進めることで、淡路駅エリアの拠点性の向上を図る。8月13日午後5時30分まで縦覧を実施し、20日まで意見書を受け付ける。今後、都市計画決定を経て、事業を実施する予定だ。
柴島地区地区計画は、東淀川区東淡路2、東中島6、柴島1、柴島3に位置する約14・6f。「新大阪駅周辺地域まちづくり方針」の「淡路駅エリア計画」に基づくまちづくりの実現に向け、三つの都市機能(交流促進・交通結節・都市空間)を導入・集積する他、駅まち一体となった人中心の居心地のよいまちづくりを進めることで、淡路駅エリアの拠点性の向上を図ることを目標とする。
土地利用の方針は▽新大阪駅エリアの広域的な役割や機能の補完、淡路駅エリアの活性化の両視点から、業務・商業、住宅など多種多様な都市機能や交通結節機能の導入と土地の高度利用▽グランドレベルは、公共空間と民間敷地が一体となって、歩行者が回遊しやすい、にぎわい・みどり・潤いのあふれたゆとりある空間形成▽高架下空間は、柴島浄水場開発用地との機能的・空間的な一体性に配慮し、周辺地域の住環境との調和を図る▽地域の防災性向上や環境への負荷低減に配慮したまちづくり▽高齢者、障がい者等の利便性・安全性に十分配慮したひとにやさしいまちづくり―としている。
この他に縦覧に供されているのは、対象面積約1・25fの萩之茶屋一丁目地区地区計画の決定(西成区)、対象面積約1fの北山町地区地区計画の決定(天王寺区)、対象面積約41・2fの三国東地区地区計画の変更(淀川区)に関する計画原案。
※図は建通新聞電子版に掲載中
提供:建通新聞社