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　金沢市は、今年度当初予算に盛り込んだ武蔵ヶ辻地区再生計画策定事業費を充て、ＲＩＡ（アール・アイ・エー／東京都港区）で同地区再生計画策定検討業務に取り掛かった。
　武蔵ヶ辻地区は金沢の都心軸を形成する最重要エリアの一つで、百貨店「金沢エムザ」の建て替えなども計画される。業務内容は、同地区の再生に向けた市街地整備や土地利用に関する基本方針などの策定検討となっている。履行期間は９月２６日まで。
　金沢駅東地域（金沢駅から武蔵ヶ辻、南町、香林坊、片町に至る都心軸沿線の５９ヘクタール）については、都市再生特別措置法に基づく「都市再生緊急整備地域」に指定（７月２日付）され、市では都市再生緊急整備地域制度を活用して、骨格となる都心軸の再興を目指していく。
　村山卓市長はこれまでに、武蔵ヶ辻地区に関して「（同地区内での）建物更新の機運の高まりを受け、土地の合理的かつ健全な高度利用による良好なまちづくりを進めるため、地区再生計画を年度内に策定する」との意向を示していた。