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建設経済新聞社
2025/08/08

【京都】宇治田原町単独公共下水道 木津川流域下水道への編入 8月21日開催の都計審に付議

 京都府は、8月21日に第146回京都府都市計画審議会を開催。3議案を付議する。
 都議第1840号の綴喜都市計画道路の変更は、3・3・5号山手幹線の変更(京田辺市)。変更理由は「円滑な交通を確保し、良好な都市環境を備えたまちづくりの推進を図るために、京田辺市決定の都市計画道路南田辺狛田東西線の設計を見直すことに伴い、当該路線との交差点位置の変更が必要になることから都市計画の変更を行うもの」。変更内容は、市決定の南田辺狛田東西線の変更に伴う交差点部の一部区域の変更。
 都議第1842号・宇治田原都市計画道路の変更は、3・4・1号宇治田原中央線及び3・4・2号宇治田原山手線の変更。変更理由は「当該都市計画道路は、宇治田原町における新市街地の形成等に伴う交通量の増加に対して、安全で円滑な交通を確保するため、交差点等の変更を行うもの」。変更内容は▽3・4・1号宇治田原中央線について、一部法線・延長の変更(L約5080m→約4300m)、平面交差から立体交差へ変更1ヵ所等▽3・4・2号宇治田原山手線について、一部法線・延長・幅員の変更(L約4980m→約5540m)、平面交差から立体交差へ変更1ヵ所等。
 都議第1843号・京都都市計画(京都国際文化観光都市建設計画)、宇治都市計画、綴喜都市計画及び相楽都市計画下水道の変更並びに宇治田原都市計画下水道の決定は、宇治田原町単独公共下水道の木津川流域下水道への編入を行うもの。理由は「京都都市計画(京都国際文化観光都市建設計画)、宇治都市計画、綴喜都市計画及び相楽都市計画木津川流域下水道の排水区域、下水管渠並びにその他施設を変更し、宇治田原都市計画木津川流域下水道を決定するもの」。
 流域下水道に編入するにあたり、国道沿い等に木津川東部幹線を整備するとともに、町の郷之口中継ポンプ場を流域下水道の施設として改良する。
 これまでに明らかになっている内容によると、流域下水道への編入に伴う施設整備の主な内容は、管渠敷設がL6・5q(圧送(φ300)1・6q、自然流下(φ450〜700)4・9q)、ポンプ場改築(ポンプ設備改築、φ200×2・3m3/min×3基)。
 管渠布設として、木津川東部幹線を国道307号沿い等に整備する。
 事業費は47億円で内訳は管渠敷設に40億9000万円、ポンプ場改築に4億1000万円、測量設計等に2億円を見込む。
 都計審以降の主なスケジュールは、10月頃に都市計画法に基づく都市計画決定の変更(宇治田原都市計画の流域関連公共下水道を追加)、12月頃に事業計画の変更などの法手続きを完了し、令和8年2月頃に「京都府公営企業の設置等に関する条例」の改正を行い、8年度から事業着手し、実施設計(地質調査・測量・詳細設計)を進め、9年度から施設整備に着手(幹線管渠敷設・中継ポンプ場改築)、その後、17年度の接続を目指す。