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秋田建設工業新聞社
2025/08/12

【秋田】能代山本広域の北部粗大ごみ処理工場・南部清掃工場解体/実施設計を年末に競争入札で公告予定

 能代山本広域市町村圏組合は、北部粗大ごみ処理工場(八峰町峰浜沼田字横長根1−5)と南部清掃工場(三種町鵜川字上笠岡70−21)の解体に向け、今年度から実施設計に着手する。年末に競争入札で公告し、年明けの開札を予定している。8年9月までにまとめ、9年度の当初予算に解体費を要望する。昨年12月時点の概算工事費は北部が7億4,000万円、南部が13億2,000万円と試算しているが、実施設計で詳細を詰める。

 事業は、圏域(能代市、藤里町、三種町、八峰町)の新たな一般廃棄物処理場の供用開始後、老朽化による損壊などが懸念される北部粗大ごみ処理工場と南部清掃工場を解体するもの。新処理場は8年4月からの稼働に向け、可燃ごみ処理施設のプラント設備工事、屋根・外装・内装工事、不燃ごみ・粗大ごみ処理施設のプラント設備工事、内装工事などを進めている。

 現在、稼働している既存の北部粗大ごみ処理工場では、不燃ごみと粗大ごみを処理しており、処理能力は5時間あたり30t。敷地面積は34,646.81uで、建物は鉄骨一部鉄筋コンクリート造2階(地下1階)建て、延べ床面積2,060.12u規模。昭和59年度から建設され、昭和61年4月に供用を開始した。

 平成7年4月に供用を開始した南部清掃工場では、ストーカ式焼却炉(2炉)で可燃ごみを処理しており、処理能力は1日144t。敷地面積は12,269uで、建物は鉄骨一部鉄筋コンクリート造3階(地下1階)建て、延べ床面積3,738.9uとなっている。

 いずれの施設もプラント設備が大半を占めるため、他事業での活用が見込めず、老朽化しているため解体する。工事は9年度から2カ年で進める計画で、当初予算に継続費を設定し発注する。

提供:秋田建設工業新聞社