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建通新聞社四国
2025/08/15

【徳島】県 ウォーカブル検討・道路空間再編へ

 徳島県は、JR徳島駅前から眉山山麓の阿波おどり会館に至る都市計画道路・新町橋通線で、本年度に道路空間再編に向けた基本方針を作成する。5日に徳島市内で第1回県都とくしまウォーカブル推進会議を開催しており、新町橋通線に加え万代中央ふ頭などを結ぶ区間で、県都にふさわしい交流軸の形成を目指す。
 ウォーカブル空間とは居心地が良く、歩きたくなる空間。本年度に現状を把握して課題を分析、さらに周辺に与える影響を調査して道路空間再編の基本方針を検討する。検討業務を四国建設コンサルタント(徳島市)に委託し進めている。
 5日に開いた推進会議は県都とくしまウォーカブルの取り組み状況として、全体概要では新町川、万代中央ふ頭、万代橋の状況を説明。新町橋通線の取り組みの進め方や、徳島市中心部の国道11号、55号、192号道路照明の整備を議題とした。
 今後、徳島駅を中心に眉山、新町川、万代中央ふ頭などを結ぶ交流軸形成を目指す。人が行き交う回遊性の向上を図るが、既に新町橋通線沿いでは新町西地区市街地再開発が工事中。対岸は県が新ホールを建設する藍場浜公園西エリアに続く東エリアで、土日に多くのイベントを開催。新町川下流の万代中央ふ頭付近では、新橋の架設や、にぎわい創出を目指して駐車場が建設される予定。
 新町川など水辺空間にぎわい創出検討業務はフジタ建設コンサルタント(北島町)が担当している。区間は佐古大橋〜県庁北東側の助任川合流部までと、万代中央ふ頭から徳島市交通局までの新町川右岸の延長約6`。

提供:建通新聞社