香川県は、三木綾川バイパスの新設に向けて、県道13号三木綾川線のうち、高松市内の一部区間を対象に予備設計を実施する。結果を基に、2026年度以降は事業化に向けた取り組みを進める。
同事業は、幹線道路ネットワーク整備推進事業の一つに含まれており、県道12号三木国分寺線と県道三木綾川線の渋滞解消を目的に実施する。予備設計は、国道193号と県道三木綾川線の川東下交差点を起点に、西側の5・4`を対象に行う。
現在の県道三木綾川線は片側1車線で、全幅員は車道部分が約7〜8b。歩道部分は約2bで、場所によって片側のみの設置となっている。バイパス新設を前提に予備設計を進めるが、既存道路の一部を拡幅する手法も併せて検討する。
現在、「高松市南部地域幹線道路 道路予備設計業務委託」の一般競争入札(総合評価落札方式・試行型)の手続きを進めている。開札日は9月12日。納期は26年3月24日。履行場所は高松市香川町大野他。
三木綾川バイパスの整備に伴い、主要渋滞箇所が集中する三木国分寺線と混雑度の高い三木綾川線の渋滞を緩和し、高松市と綾川町、三木町間の移動の円滑化を目指す。併せて、近隣の高松空港へのアクセスや香川県内全域の物流効率化を図る。
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建通新聞社