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建設経済新聞社
2025/08/19

【京都】ごみ処理施設の延命と更新 コストや事業手法など比較 令和7・8年度で分析・検討へ

 福知山市は、ごみ処理施設について、延命と更新のライフサイクルコスト(LCC)の比較など、あり方検討に着手する。
 福知山市環境パークとして、ごみ焼却施設、資源化・破砕施設(リサイクルプラザ)、粗大ごみ処理施設、最終処分場が一体的に整備された施設となっている。ごみ焼却施設は平成12年度に稼働を開始、平成25年度から平成28年度には基幹的設備改良を行い、令和7年度で経過年数が26年となる。リサイクルプラザは平成15年度に稼働開始し、経過年数が23年となる。
 ごみ処理施設の今後の整備及び運営について、施設の基幹的改良による延命化効果と適正規模による施設更新効果に係るLCC等を比較し、今後のごみ処理施設のあり方の検討を行うこととした。
 福知山市廃棄物処理施設のあり方検討支援業務について、8月6日付で公募型プロポーザルで公告した。
 環境パーク内のすべての施設を対象とし、今後の整備及び運営について分析・検討を行う。なお令和8年度から、プラスチック使用製品廃棄物の再商品化の取組に係る中間処理施設の整備に別途着手する見込みであり、プラスチック使用製品廃棄物中間処理施設についても対象とする。
 主な業務内容は、(1)基本的事項の整理(@ごみ処理等の現状把握[令和7年度]A施設状況の把握[令和7年度]B計画処理量の設定[令和7年度]C事業手法の整理[令和7年度])、(2)廃棄物処理施設のあり方検討(@今後の廃棄物処理のあり方整理[令和7年度]Aサウンディング型市場調査の実施[令和7年度]B概算事業費の比較・検討[令和8年度])、(3)廃棄物処理施設整備方針(案)の作成[令和8年度]、(4)その他(@周辺自治体等の状況調査(広域化に係る検討含む)[令和7〜8年度]A関係会議支援[令和7〜8年度])。
 履行場所は福知山市牧。
 履行期間は令和9年2月26日まで。
 委託上限額は令和7年度897万6000円、令和8年度1054万9000円(税込)。
 参加表明書等の提出は9月1日、企画提案書等の提出は9月8日。プレゼンテーション及びヒアリングは9月16日〜9月29日頃に実施予定。審査結果の通知は10月上旬の予定。見積合わせ・契約の締結・業務開始は10月上旬から。
 担当部署及び問い合わせ先は福知山市市民生活部生活環境課環境・廃棄物対策係(рO773−22−1827(直通))。