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滋賀産業新聞
2025/08/20

【滋賀】県木之本支所 杉本余呉線のバイパス道路新設

 滋賀県長浜土木事務所木之本支所は、バイパス道路新設を進めている長浜市の県道「杉本余呉線」整備事業のうち、未発注となっている道路整備工事(当初、第1・四半期発注予定)と新設橋梁下部工事(同、第2・四半期発注予定)について、調整を経て今年度中には発注し、26年度には着工したい考えだ。
 現時点ではトンネル上丹生側出口に整備予定の橋梁の橋台計2ヵ所は26・27年度に各1ヵ所を年度ごとに施工し27年度に下部工を完了の後、28年度単年度で上部工を発注・施工し、トンネル開通を見据え28年度末までの橋梁完成を目指す。27〜28年度頃にはトンネル内部の舗装工事や照明灯、非常用整備、電光表示板、信号機などの設備関係も発注・施工し、29〜30年度頃には既存の中河内木之本線や国道303号と接続する道路等の施工を発注したい考え。
 25年度第1・四半期に簡易型一般競争入札(総合評価)で発注を予定していたのは、杉本余呉線補助道路整備工事で長浜市余呉町上丹生地先で道路土工、舗装工288平方b、排水物構造工を工期13ヵ月で行う土木工事と、第2・四半期に簡易型一般競争入札(総合評価)で発注を予定していた杉本余呉線補助道路整備工事で道路土工、橋台工1基を工期17ヵ月で行う土木工事。
 橋梁はトンネル出口の長浜市余呉町上丹生地先で高時川を架橋するため新設する。橋梁上部はポストテンション方式T桁橋で橋長約45b、幅員は約7・5b(2車線対向のみ、歩道なし)、下部工は橋台2基を計画。
 24年度竹中土木・TSUCHIYA・高島鉱建建設工事共同企業体に発注した(WTO一般・10月18日開札、66億4243万6000円落札)杉本余呉線補助道路整備工事では、長浜市木之本町杉本地先において施工延長1685b、トンネル工1500b(NATM工法、内空断面積45・466平方b)、明かり部道路工一式、仮設工一式―の施工を28年11月7日までの工期で進めている。
 杉本余呉線のバイパス道路は、起点の長浜市木之本町杉本地先と、終点の同市余呉町上丹生地先を2車線道路で結ぶ総延長約1・7qで、冬期通行の利便性向上のためこのうち約1・6qをトンネル区間、トンネル出口に橋梁を整備する。

提供:滋賀産業新聞