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日本工業経済新聞社(群馬)
2025/08/19

【群馬】箱島IC橋整備で床版工事


県上信自動車道建設事務所は東吾妻町箱島地内で整備を進めている吾妻東バイパス2期工区の箱島インターチェンジ(IC)橋整備で、床版工事を月内に一般競争入札での公告を予定している。2023年度に発注した上部工架設工事が完了見込みのため発注を行うもの。工期は10月から26年12月までの14カ月を見込んでいる。橋梁の詳細設計は長大(東京都中央区)が手掛けた。
箱島IC橋は、同バイパス2期工区東端となる箱島IC本線部分の橋梁。上部工の規模は、延長270m、全幅員11・39〜11・84m、有効幅員10・5〜10・95mで、4径間連続鋼箱桁橋形式。主要地方道渋川東吾妻線と箱島発電所の送水管を跨いでいる。
今回の発注では床版工のほか、地覆・壁高欄工と排水装置工も含める予定としている。床版工はコンクリートボリューム761・4立方m、鉄筋量225・6tで、面積は約3100uで整備を行う。地覆・壁高欄工は一体型で施工し、延長約530m、高さ0・9mで整備予定。コンクリートボリュームは169・7立方m、鉄筋量は29tとなる。排水装置工は、排水桝と排水管の整備を計15カ所で行う。
箱島IC橋は床版工を施工後、橋面舗装工、防護柵工、照明の整備を順次行う。内容については精査を進めている段階となっている。
上部工架設工事は日橋・三井住友建設鉄構箱島IC橋上部工特定建設工事共同企業体が施工を担当し、桁製作工1249・2tで整備を進めている。
下部工は逆T式橋台2台と張り出し式橋脚3台で整備を行った。渋川側のA1は南波建設(東吾妻町)、東吾妻側のA2は池原工業(東吾妻町)、P1橋脚は池原工業、P2橋脚とP3橋脚は南波建設が受注した。
吾妻東バイパス2期工区は、箱島インターチェンジから植栗・中之条インターチェンジまでを結ぶ延長約7q、幅員10・5mの新設道路。14年度に事業を開始しており、29年度の開通を目指して工事を進めている。
同工区では本年度、大型工事として小泉地内で行う中郷橋下部工、箱島地内で整備を進めている上信千沢橋の上部工、新巻地内から泉沢地内に跨る泉沢大橋の1号橋上部工、五町田地内で行う湯殿橋の下部工、新巻地内で行う函渠工ほか工事を計画しており、順次計画的に発注を行うとしている。