四日市市は、2029年度の供用を目指す新図書館等拠点施設について、概算事業費を127〜157億円と試算した。25年度は基本設計などの費用を9月補正予算に盛り込む予定。26〜29年度で実施設計と施工を一括発注するデザインビルド方式(DB方式)で整備する。
想定する施設規模は7階建て延べ1万3150平方b。加えて、200台が収容できる駐車場も建設する。
機能としては、図書エリアに加え多目的ホールやワークショップスペース、児童・子育てエリア、カフェなどを設ける。
事業費の内訳は建設整備費が120〜150億円、用地買収・建物補償などに7億円。
図書館は当初、諏訪栄町6ノ4に建設する高層ビル内部に整備する方針だったが、整備費や工期が想定を超えることになったため断念した。その後、市役所北側の三重機械鐵工駐車場を新たな候補地とした。
現在は、候補地の地権者や建物所有者と交渉中。当事業では着実に事業を進捗させるため設計前に用地交渉を行っている。
提供:建通新聞社