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日本工業経済新聞社(群馬)
2025/08/20

【群馬】新前橋駅東口再開発事業で進捗示す

JR新前橋駅東口地区市街地再開発準備組合は、2026年度の本組合設立を目指して準備を進めている。現在は基本設計および現地調査を企画社(高崎市)が作成中。25年度は9月ごろに測量業務を指名競争入札で委託したい考え。本組合設立後、27年度の工事着手を見込んでいる。現段階での事業概要としては、約3400uの敷地へ住宅などが入る複合棟とタワーパーキング、立体駐車場の建設を計画している。
21年度に前橋市と関係地権者で検討協議会を設置。事業化に向けた検討を開始し、24年8月に準備組合を設立した。JR新前橋駅東口地区市街地再開発事業として推進している。事業協力者にオープンハウス・ディベロップメント(東京都千代田区)および電源群馬(前橋市)が就き、再開発における保留床の取得を予定。事業提案者は企画社(高崎市)で、再開発に関する検証や助言などを行う。
現在企画社が進めている基本設計および調査は年度内をめどにまとめる予定。測量業務を9月ごろに委託し、25年度は各種業務を推進する。26年度中に本組合を設立、既存施設の解体など一部工事の解体工事には27年度に着手したい考え。
再開発事業の全体敷地面積は市営駐車場を中心とした約3400u。各施設の合計で、建築面積約2200u、延べ床面積約1万3000uを想定している。
施設は敷地西側に複合棟、東側に駐車場棟という並びを想定。タワーパーキングは複合棟東側に併設する。
各施設の概要として、複合棟はRC造14階建てで計画。施設内は1〜2階にテナント店舗および事務所を設置し、その上階を分譲マンションとして80戸程度整備する計画。また、複合棟に併設するかたちでタワーパーキングも建設する。駐車場棟はS造地上4階建ての自走式自動車用駐車場として建設する。駐車場は4層5段で、160台程度を駐車可能とする。このほか、複合棟と駐車場棟を結ぶペデストリアンデッキなども整備する計画となっている。