金沢市議会文教消防常任委員会が21日開かれ、市側は金沢21世紀美術館まちなか賑わい創出検討会(寺井剛敏座長)における初会合の内容などを報告した。
21美(広坂1丁目地内)は2004年10月にオープン。26年度から大規模修繕及び天井改修工事が計画され、27年5月〜28年3月までの期間、全館休館を予定している。
長期休館中における、まちなかの賑わいを継続させるための具体的な方策を議論するため、同検討会を設置。初会合では委員から「地域の商店街とともに、他の機関との連携が重要」「旧日本銀行金沢支店の暫定利用として活用しては」「21美の建物を目的に来る人も多く、工事の風景を見れる工夫ができないか」などの意見があったことを紹介した。
今後の予定も示され、9月頃に市民アンケートを実施するほか、11月に第2回会議、26年度に開く第3回会議で実施計画案を取りまとめる。
24年3月から改修整備を進めてきた兼六小学校の新校舎(旧小将町中学校校舎)は2学期の始業にあわせ、9月1日に供用を始める。総事業費には約20億円を投じた。