北陸電力グループの日本海建興(本社・富山市牛島町24番6号、山田仁史代表取締役社長)は、朝日町大平において、同社初となる小水力発電所「境川由谷発電所」を建設する。
設計・施工は同社の直営。27日に安全祈願祭を挙行し起工。2027年8月の運転開始を予定している。
低炭素社会実現に向けた取り組みの一環として、準備を進めてきたもの。地権者で建設協力企業の籠瀬運輸(黒部市沓掛、籠瀬武俊代表取締役)と共同で開発する。
計画では、同町大平字由谷地内にある籠瀬運輸の大平採石場敷地内に、境川水系由谷の河川水を利用した発電所を新設する。発電所の発電出力は345キロワット。年間発電電力量は、一般家庭約750世帯分に相当する約209万キロワット時。年間で約950トンのCO2削減量を見込む。