県立東郷湖羽合臨海公園(はわい長瀬地区、宇野地区)のパークPFI事業者候補に、中一&スマイルカンパニー(若桜町つく米、都築法明代表取締役)が決まった。9月県議会で承認後、11月から約20年間、施設の管理運営を担う。
湯梨浜町にある同公園内のうち、日本海に面する二つのエリア。キャンプ場や駐車場などの既設施設がある。
県は公園の利便性や魅力度アップを図ろうと、今年5〜6月にかけてパークPFI事業者・指定管理事業者を公募。同社のほか1社が応募していた。
今月5日開かれた審査・評価委員会では、同社が提案した「うみなみロード」を活用したサイクリングイベントやトレッキングのほか、星空観察デッキを整備した観察会の企画や、海沿いでアウトドアが楽しめる整備計画が高く認められた。
また、同社が若桜町から受託している「わかさ氷ノ山スキー場」の指定管理実績も評価された。
県まちづくり課によると、「提案内容は多方面にわたって展開されており、県のビジョンにも適合していた」と話している。
同社は9月県議会後、11月から各種施設整備に入り、来春のグランドオープンをめざすという。事業期間は今年11月から2045年3月31日まで。指定管理料は約4億6200万円。
日刊建設工業新聞