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福島建設工業新聞社
2025/08/25

【福島】流域下水道ウォーターPPP導入検討へ市場調査/県

 県は、流域下水道の中長期的な運営を見据え、県北、県中、二本松、田村処理区を対象に経営健全化に向けたウォーターPPP導入可能性検討に関するサウンディング調査を行う。10年間の長期契約により、施設の更新に関する業務を含む管理・更新一体マネジメント方式(ウォーターPPPレベル3.5)の導入可能性を検討する。民間事業者の参入意欲や参入に当たっての課題を把握するほか、先進的なアイデアなど幅広い視点で意見、提案を募り、より効果的で実効性のある事業運営につなげる。
 22日、実施要領を公表した。参加受付は9月29日〜10月10日。個別対話は10月6〜29日のうち県が指定する日に県庁で行う。事前アンケートでは参入の意欲や体制、業務実績、参入希望施設・業務、流域関連市町公共下水道施設との共同発注に関する意向、プロフィットシェアについて、参入による未利用地の活用を含めたコスト縮減効果の見通しなどの回答を求める。
 サウンディング調査対象は事業主体となる能力がある法人か個人事業主、いずれかによるグループ。調査対象施設は@県北処理区・県北浄化センター(ポンプ場1カ所、汚水管渠延長55.9km)A県中処理区・県中浄化センター(同2カ所、同50.5km)B二本松処理区・あだたら清流センター(同5.6km)C田村処理区・大滝根水環境センター(同26.5km)。
 調査に先立ち、WEB説明会(9月10日)と現地見学会(同22日〜10月3日の平日)も開く。事前申込制でWEB説明会が9月4日まで、現地見学会は同29日まで受け付けている。調査結果は11月以降に公表する。各申し込み、問い合わせ先は土木部下水道課流域下水道担当。
(提供:福島建設工業新聞社)