長沼総合市民Cは設計費の債務設定
一般会計6億7815万を追加
長野市の荻原健司市長は、2025年度9月補正予算案の概要を8月26日に記者会見で発表。建設関係では、6〜7月の災害復旧関連に総額7250万円、飯綱高原スポーツ拠点整備事業に2013万円、街路川中島幹線ほか1路線改良事業に3億2670万円などを計上した。(仮称)長沼総合市民センターの設計費には債務負担行為(0市債)を設定する。
災害復旧関連は、農業施設、林業施設、河川施設の3事業。農業施設は、7月大雨で被災した鬼無里地区や大岡地区、篠ノ井地区など51カ所の復旧経費に4000万円を追加した。林業施設は、鬼無里地区での被災箇所10カ所の復旧経費に1500万円を盛った。河川施設は、6月16日に芋井地区で発生した斜面崩落を受け、斜面状況の観測、原因の究明や対策工事の検討に要する調査費などに1750万円を計上する。
(仮称)長沼総合市民センターの設計費は、各機能ごとに分け、債務負担行為を設定。支所分の設計が限度額1138万円、水防センター分が同1707万円、交流センター分が同2561万円、消防団詰所分が同284万円―とした。各機能をトータルした設計費の債務負担行為の限度額は計5691万円。
飯綱高原スポーツ拠点整備事業は、スキー場駐車場跡地を活用しサッカー場を整備するもの。天然芝グラウンド1面と人工芝グラウンド1面を新規で設けるほか、飯綱高原南グラウンドの機能強化を図る。付属施設として、クラブハウスや夜間照明、防球ネット、駐車場などを予定。今回の補正予算分では、天然芝グラウンドの実施設計を行う。サッカー場は、需要が増えているプロスポーツチームや社会人、学生等の大会・合宿などでの利用を想定している。
9月補正予算案では、一般会計の歳入歳出それぞれに6億7815万円を追加、補正後の予算総額を1943億5158万円とした。関連議案は市議会9月定例会に上程する。
提供:新建新聞社