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建通新聞社(中部)
2025/08/27

【愛知】ナゴヤドーム 観客席など改修計画の詳細公表

 ナゴヤドーム(名古屋市東区大幸南1ノ1ノ1)は、プロ野球・中日ドラゴンズの本拠地「バンテリンドームナゴヤ」の改修計画の詳細を公表した。外野フェンス前とファウルエリアに合計366席を新設するとともに、外野フェンスに長さ約186bのLEDビジョンを設置する。着工は2026年1月を予定。投資額は非公表とした。
 外野フェンス前の「ホームランウイング(仮称)」の席数はライト側・レフト側ともに128席。席種はライト側がカウンター104席とグループ18席、車いす2席、介護者4席。レフト側がカウンター116席、グループ12席となっている。
 ホームランウイングの新設により、フェンス高は現行の4・8bから3・6b(ソフトラバーフェンス2・6b、ネットフェンス1b)、本塁から右・左中間までの距離は各116bから110bへ変更となる。スタンドまでの距離が短くなることに加え、フェンス高も低くなることで、ホームランの増加が期待できるという。本塁からの距離、両翼100bと中堅122bに変更はない。
 ファウルエリアの「アリーナシート(仮称)」は、既設のフィールドシートから外野方向に配置。席数は1、3塁側ともに55席。ソフトラバーフェンス850_とネット1450_を設置する。
 外野フェンスに新設するLEDビジョンのサイズは、高さ1250_、長さ約186b。両翼のファウルポール間にシームレスに整備する。打球による破損防止などのためビジョン前面にはアクリル板を据え付け、アクリル板には照明の反射防止フィルムを貼付する。ビジョンはソニー(東京都港区)製のものを採用する予定。
 26年2月中には工事を終え、プロ野球の2026年シーズン・オープン戦からの供用開始を目指す。
 施工は竹中工務店(大阪市中央区)が担当する。


提供:建通新聞社