金沢市の村山卓市長は26日、金沢都ホテル跡地(此花町地内)の所有者である近鉄不動産本社(大阪市天王寺区)に倉橋孝壽代表取締役社長を訪ね、早期の事業着手や、今後、具体的な協議を行うことを要請した。
村山市長と倉橋社長が直接、面談するのは昨年12月に続き2回目。村山市長は7月2日付で金沢駅東地域(金沢駅〜武蔵ヶ辻、南町、香林坊、片町に至る都心軸)が都市再生特別措置法に基づく都市再生緊急整備地域として指定を受けたことを報告するとともに、一日も早い事業着手と地域整備方針に沿った開発に加え、今後の具体的な協議も求めた。
都ホテル跡地の再開発計画について、倉橋社長は「北陸一のブランドとなる複合施設を実現するために現在、ハード面、ソフト面ともに検討を深めている」とし、「できるだけ早く、都市再生特別地区に関する協議を始めることができれば」との意向を示した。