金沢市は、武蔵ヶ辻A地区市街地再開発協議会(熱田隆明会長)による、百貨店「金沢エムザ」が入る金沢スカイビルなどの再整備に向けた街区整備計画の策定を支援するため、今年度9月補正予算案に同地区市街地再開発事業費1240万円を新規計上した。
金沢スカイビル(A〜C棟)と金沢ニュースカイビル(D棟)は市街地再開発事業で建設され、1973(昭和48)年、81(同56)年にそれぞれ開業。A棟には金沢信用金庫武蔵支店など、B棟は金沢エムザ、ANAホリデイ・イン金沢スカイ(ホテル)、C棟は金沢エムザ、D棟はITビジネスプラザ武蔵などが入居し、同棟に隣接する建物7棟も再開発計画の対象エリアに含め、一体的な整備に向けて検討が進む。敷地全体面積は約1万1900平方メートルとなっている。
基本構想は再開発計画技術(東京都港区)・RIA(アール・アイ・エー/同)が担当。また、地盤調査業務については現在、東建ジオテック大阪支店(大阪府堺市西区)で行っている。
武蔵ヶ辻地区は金沢の都心軸を形成する最重要エリアの一つであり、市は当初予算に盛り込んだ同地区再生計画策定事業費を充てて、これまでにRIAで再生計画策定検討業務に着手。委託内容は、同地区の再生に向けた市街地整備や土地利用に関する基本方針の策定検討などで、履行期間は9月26日まで。