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北陸工業新聞社
2025/08/28

【新潟】ホテル志い屋が建替え計画/地震で損壊、27年春オープンへ/佐渡

 能登半島地震により一部施設で損壊等の被害を受けたホテル志い屋(佐渡市加茂歌代4916−7)が、現在地において建て替え工事を計画していることが27日までにわかった。
 ホテル志い屋は2024年1月に発生した能登半島地震により一部施設で損壊等に伴い、補強工事、ボイラー修理等で宿泊業務を同年3月末まで休業し、4月1日より営業を再開した。当初は営業を続けながら損壊部分の工事を段階的に行う予定だったが、今年6月から全面的に営業を休止。休業期間は解体から新築工事を含め約2年間を予定している。今後、解体および施工業者の選定作業に入るとみられる。
 順調にいけば、営業再開時期は27年春を予定している。
 ホテル志い屋は1912年に創業した老舗旅館として知られ、佐渡島の玄関口両津の加茂湖の畔にあるアットホームな温泉旅館。5月末をもって営業休止した建物には和室32室のほか、「朱鷺の傷湯」とも呼ばれる佐渡最古の湯、赤い野点傘に和の情緒漂うエントランス、四季折々の生花で彩られた和風情緒漂う館内、佐渡の新鮮な魚介類を中心とした料理など、県内外の観光客から高い人気を博していた。

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