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日本工業経済新聞社(埼玉)
2025/08/29

【埼玉】さいたま市、三橋中央通線三橋2工区の設計へ着手

 さいたま市は都市計画道路三橋中央通線(三橋2工区)街路整備事業に向けて、本年度は道路部分の設計と用地取得に取り組む。延長約700mと、2カ所の交差点に関する詳細を検討する。すでに事業認可取得までは終えているが、工事に向けて今後は用地取得も進める必要がある。3月時点での取得率は11%で、設計と並行して用地交渉にも注力する考えだ。
 同路線は国道17号と接続する三橋二丁目交差点から、県道56号・57号などに分岐する水判土交差点までの区間(約686m)が対象。2つの交差点が「主要渋滞箇所」に特定されていることなどもあり、交通渋滞緩和や防災機能向上に向けて4車線道路(幅員25〜27m)整備と無電柱化を行うことで快適な道路と歩行空間を設ける計画だ。
 車道(幅員7m)と自転車歩行者道(同4・5m)を両側に確保して全幅員約25mとするイメージ。交差点部に関しては片側車線に右折帯を確保して全幅員約27mとする方針となっている。
 本年度は道路部分および交差点部分の設計に着手して、ある程度の方針を固めていく。
 整備予定地内には鴨川に架かる栄橋(橋長約55m)も含まれており、道路の線形と合わせる形で架け替える予定。道路部分とは別に過年度から橋の架け替え・現橋撤去の設計を進めており、道路部分の設計と整合性を図りながら仕様を詰める。

提供:埼玉建設新聞