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建通新聞社
2025/08/29

【大阪】府 公立大工業高校跡地MSに4団体が参加

 大阪府は、2027年3月に移転する予定の大阪公立大学工業高等学校敷地(寝屋川市)で行う跡地活用の検討に向けたサウンディング調査を実施し、結果を公表した。4団体(6者)が調査に参加し、用途や売却手法、スケジュールなどについて提案した。
 用途の提案では、一戸建て住宅やマンションなどの分譲住宅、賃貸住宅、学生寮、短期滞在施設などを含む居住系機能や、大学、研究施設、産業施設、医療・福祉施設などを含む業務系機能、スーパーマーケットやドラッグストアなどの商業系機能、公園などが挙げられた。
 売却手法では、一般競争入札での参加意向があった他、プロポーザル方式の採用の要望もあった。開発スケジュールでは、用地引き渡し後、4〜7年程度の整備期間が必要との意見があり、分譲住宅については複数期に分けて段階的に供給・整備する提案があった。
 交通手段の在り方では、既存の移動手段を補完するシェアサイクルや自動運転バスを想定した乗降場空間の確保などが提案された。
 調査の対象地は寝屋川市幸町26ノ12。土地面積は9万8455・14平方b。既存建物は工場棟や専門棟、実験棟、体育館、倉庫などを含む33棟延べ2万8086平方b。

■羽曳野キャンパス跡地では参加者おらず

 8月上旬〜下旬にかけて実施する予定だった大阪公立大学羽曳野キャンパスの跡地活用に向けたサウンディング調査については参加申し込みがなく、実施されなかった。同キャンパスは学部集約によって秋以降は使用されない予定だ。引き続き土地活用に向けた意見を受け付けるとし、跡地活用に向けた検討を進めていく。
 所在地は羽曳野市はびきの3ノ7ノ30。土地面積は5万2495・41平方b。A・B地区に分けられ、A地区(4万5311・41平方b)には、管理・講堂棟、図書厚生棟、看護学部棟など計20棟延べ3万6305平方bの既存建物の他、容量2100立方bの調節地がある。B地区(7184平方b)は駐車場などとして活用している。

 提供:建通新聞社