松山市は、2026年秋の完成を目指す松山市駅前広場整備で、広場中央に設けるバスや電車の待合室について、施設配置図に加え大屋根を含めたイメージ図を公開した。広場中央に待合スペースとトイレを合わせた約40平方bの平屋建物を建設し、屋上部分をテラスとして活用する計画だ。現在設計中で、順調なら年度末にも工事発注する考え。
8月25日に開いた松山市駅前広場整備推進協議会の初会合で事務局の市が示した。計画では、待合室には座席を20席程度設け、男子トイレ、女子トイレ各1カ所、多目的トイレ1カ所(オストメイト対応、収納式ベビーベッド付き)を設置する。また建物の屋上に空中テラスを設け、にぎわいや憩いのスペースとして活用する予定。
委員からは、多目的トイレのベビーキープの位置や、キャリーバッグを持った観光客への配慮、手洗い場の配置などについて具体的な提案があり、事務局はこれらの意見をできるだけ設計に反映させる考えを示した。また、施設の利用時間はおおむね午前6時ごろから午後10時ごろまでを想定しているが、活用方法については協議会や地元商店街などの関係者と十分協議しながら来年1〜2月に開催予定の次回会合までに詰めていくとした。
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建通新聞社