トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

新建新聞社
2025/09/01

【長野】松本市 「西南工業団地」南側の産業用地開発

食品関連や工場など立地事業者を募集
アルウィン西側も再度
 松本市は、西南工業団地の南側(A約5400u)とアルウィン西側の農地(約1ha)を産業用地として開発する。地域未来投資促進法を活用するため、「立地事業者」の募集をそれぞれ8月29日から開始した。申請書などの提出期限はいずれも10月17日まで。募集要項やスケジュールなどは同一。アルウィン西側は再募集。
 立地事業者は、◇機械・電子等の精密機器関連産業の集積を活用した「成長ものづくり分野」◇機械器具関連産業および電子回路製造業の集積を活用した「デジタル分野」◇国立大学法人信州大学等民間企業との連携した「ヘルスケア分野」◇高い付加価値の創出(付加価値増加分が4250万)など―松本地域基本計画に合致することを条件に挙げた。
 立地対象施設は、広域流通の拠点性を高める「食品関連物流施設」、地元の野菜・果物・米・肉を加工する「食品工場」(飲料水、菓子、保存食品、生鮮食品、冷凍食品等を予定)、インターチェンジまたは幹線道路に近接して定める区域において立地する「工場・研究施設または物流施設」。
 スケジュールは共通で、質問が9月12日17時まで受け付け、回答は9月19日、参加申請書および事業計画の提出が10月17日17時(必着)まで、結果公表は10月31日を予定する。
 役割分担は、事業者が地域経済牽引事業計画の策定、地権者の合意形成、詳細設計(造成、建築等)の策定、開発許可や農地転用許可などの認可申請、工事などを担う。市は、地域未来投資促進法に係る土地利用調整計画の策定、国・県との法的調整、地権者への事業概要説明―などを行う。
 申請および問い合わせは、市産業振興部商工課工業振興担当(〒390−8620 松本市丸の内3−7(本庁舎5階)、電話0263−34−3270、電子メールshoukou@city.matsumoto.kg.jp)まで。
 想定スケジュールは、地権者説明会が11月、地域経済牽引事業計画案および土地利用調整計画案の策定・協議・調整が11月〜26年4月、地域経済牽引事業計画および土地利用調整計画の提出が25年4〜6月、各計画の承認・同意が25年6〜7月ごろ―を予定。農振除外や農地転用、用地買収、開発許可申請が26年度、造成工事が27年度、建設工事が28年度を予定し、29年度の操業開始を目指す。
【西南工業団地南側】
 事業名称=西南工業団地南隣接地開発事業
 事業箇所=松本市今井(西南工業団地南側)
 敷地面積=約5400u
 地権者=7人(10筆) ※25年7月10日現在
 土地利用規制=現況:市街化調整区域、農業振興地域内農用地区域(青地)
 ハザード=指定なし
【アルウィン西側】
 事業名称=アルウィン西側農地開発事業
 事業箇所=松本市神林(アルウィン西側)
 敷地面積=約1ha
 地権者=9人(13筆) ※25年1月20日現在
 土地利用規制=現況:市街化調整区域、農業振興地域内農用地区域(青地)
 ハザード=指定なし

提供:新建新聞社