建設業情報管理センター(CIIC)が公表している建設企業の経営事項審査(経審)結果のうち、@売上高A2カ年(または3カ年)平均完成工事高B評点YC八つの経営状況分析指標―による総合ランキングを5月30日時点のデータを基に独自に集計した(※)。今回のデータは、大阪府内に本社を置く主工種が「土木一式」の企業1730社を抽出。四つの項目でより上位にランクインしている企業の総合順位を見ると、過去4回の調査で4位が最高だった深田サルベージ建設がトップに立った。トップ5に安定して入り続けているクボタ建設が2位、大阪防水建設社が3位となった。
深田サルベージ建設は、経営面の評点Yと経営状況分析指標が2位となった他、売上高が5位、土木平均完工高も10位で4項目全てトップ10に付けた。過去の調査では、特に完工高が10位内に入っていないことが多かったが、今回は売上面でも業績を伸ばし、順位を上げたことがトップに立った要因と言える。クボタ建設と大阪防水建設社も全て10位以内の安定感だった。変動があった企業では、昨年度の2回の調査で30位台だった岸本建設が11位に入ったのが目立った。
■土木完工高は大鉄、奥村組土木、森本のトップ3変わらず
4項目のうち、売上高は2000億円を超えた美津濃がトップ。1000億円超えの大鉄工業が続く順位は変わらず。土木平均完工高も500億円超の大鉄工業、200億円超の奥村組土木興業、100億円超の森本組のトップ3に変動はなかった。100億円台はこの他、岸本建設、森組、阪神高速技術、クボタ建設、壺山建設の5社、90億円台が大阪防水建設社、80億円台が深田サルベージ建設、冨島建設、ハンシン建設の3社だった。
■経営面は美津濃がトップに
経営面について、評点Y、経営状況分析指標とも1位が美津濃、2位が深田サルベージ建設となった。評点Yは両社が1400点台、1300点台がケー・エフ・シー、都市クリエイト、クボタ建設、1200点台が大阪防水建設社。この他、1100点台はハンシン建設など5社、1000点台は161社、900点台は273社だった。
経営状況分析指標では、700点台が美津濃、深田サルベージ建設の2社、699〜650点はクボタ建設、ケー・エフ・シー、都市クリエイト、大阪防水建設社の4社となった。649〜600点は92社、500点台は593社、400点台は563社。400点未満の企業は476社あった。
※売上高、土木平均完成工事高、評点Yは経審結果にあるデータでランキング。八つの経営状況分析指標(@純支払利息比率A負債回転期間B総資本売上総利益率C売上高経常利益率D自己資本対固定資産比率E自己資本比率F営業キャッシュフローG利益剰余金)は、経審結果にあるデータをそれぞれ100点満点で得点化して独自に算出した総合得点で順位を付けた。これら企業としての儲けや経営安定度を見る四つの項目でより上位にランキングされていることが総合的に優れた企業と判断した。
取材協力・JME
※ランキング表は建通新聞電子版に掲載中
提供:建通新聞社