金沢市は、7日の記録的な大雨を受け、市内各所における公共インフラ等の被災個所の復旧に取り掛かるため、今年度9月補正予算案に関連経費を盛り込んだ。
土木施設災害復旧費には総額13億8600万円が計上された。大雨により被害を受けた道路施設(山科町、窪3丁目地内ほか)や河川施設(清水谷川、戸室川ほか)、公園施設(卯辰山公園ほか)の復旧経費に充てる。また、側溝など道路施設の緊急修繕、河川の浚渫や調整池の緊急修繕などを講じるため、災害関連道路施設等補修費に1億9600万円を計上。災害関連水防資機材費1300万円を充て、完成土のうの補充なども行う。
公共施設等災害復旧費には4億4890万円が盛り込まれ、大雨の被害を受けた戸室新保埋立場及び食肉流通センター、キゴ山ふれあい研修センターなどの復旧経費に充当する。
土子原地区における農村下水道施設の応急復旧を実施するため、下水道施設災害復旧費(下水道事業特別会計)に800万円を計上している。