秋田地域振興局農村整備課は、昨年度から着工している高野三郡野地区の農地中間管理機構関連ほ場整備に関し、淀川とその付近に設置する揚水機ポンプの製作を11日に公告する。製作台数は4台を予定しており、8年度に設置する予定。13.3haの暗渠排水も同年度に発注する予定で、今月4日に実施設計を公告する。
全体計画は、秋田市雄和と大仙市の郡境51.2haで区画整理工と暗渠排水工を行うほか、老朽化が進む高野揚水機、三郡野揚水機、三人共同揚水機の3ヶ所を1カ所に統合するもの。揚水機の統合では、淀川から揚水する水中ポンプ2台を設置するほか、揚水した水をポンプアップするため、淀川沿いにある国道341号のそばにも2台を設置。既設の揚水機場を撤去し、新たな揚水機場を整備する。総事業費は22億6,700万円、事業期間は11年度までを予定している。
現在は、今年3月に発注した13.3haの区画整理工を進めている。8年度は17.6haの区画整理、13.3haの暗渠排水、揚水機ポンプ4台の据え付け、揚水機場の撤去・新設を行う予定。9年度以降は21.3haの区画整理、37.9haの暗渠排水を進める予定。
また、区画整理区域外にある南側の水田(高台)に揚水するため、西側にある上野第2ため池の付近にも揚水機ポンプを設置。高台の水田まで水を送る延長約210mの送水管も布設する予定で、9年度以降に着工する。ポンプを設置する際に、既設のポンプは撤去する。
提供:秋田建設工業新聞社