大津市教育総務課は、比叡平1丁目に位置する「比叡平小学校」について、トイレ改修工事を3ヵ年で計画しており、工事については、A工区、B工区、C工区として3工区に区分けし、A工区は26年度に、B工区は27年度、C工区はその翌年度となる28年度に取り掛かっていく。設計業務を26年年明けにも内容を取りまとめ、26年度からの工事着手を目指す。
発注方式は建築・電気設備・機械設備の分離型で、予定工事費はA〜C工区合わせて約3億円を見込んでいる。
工事期間については、各年度約6ヵ月を予定。
対象となる比叡平小学校は、大津市比叡平1丁目45―1に位置し、学校の既設トイレを洋式及び乾式に全面的に改修工事に取り掛かり、施設長寿命化を図るとともに、教育の環境を整えることを目的として着手。今回の工事は、学校の運営に支障がないように3期(A〜C工区)に分けてそれぞれ行い、改修内容は、各工区とも建築工事として、内装(床、壁、天井)及び建具(トイレブース等)の改修工事、床の段差解消。電気設備工事は、照明器具の更新(LED化)、各機器への電源送り、受配電設備の改修。機械設備工事については、便器の洋式化、給排水衛生設備(配管含む)の更新、小便器の自動洗浄、洗面器の自動水洗化、ウォシュレット便座の導入、手摺の取り付け、換気設備の更新、消火設備(配管)の更新。
改修範囲は、A工区が普通教室棟1〜4階西側の男女トイレ、B工区が普通教室棟1〜4階東側の男女トイレで、A・B工区合わせて約320平方b。C工区が体育館男女トイレ(外部トイレ含む)約16・9平方b。
同市では、良好な教育環境を確保するため、大津市学校施設長寿命化計画に基づき、学校施設全体の機能回復・向上を推進していく。
なお、同校トイレ改修工事設計は、若代建築事務所(大津市)が担当している。
提供:滋賀産業新聞