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滋賀産業新聞
2025/09/04

【滋賀】県大津土木 伊香立浜大津線「千野工区」の補助道路整備

 県大津土木事務所は、大津市坂本8丁目他で計画している「伊香立浜大津線補助道路整備事業」について、11月頃に千野工区の土木工事を発注する方針だ。
 施工延長は、約100b程度で、主な工事内容は、大型ブロック積一式・道路土工一式など。工期は10ヵ月程度を想定し、総合評価方式で発注される見通しだ。
 その後については、坂本工区の橋梁整備、ボックスカルバート工を適時に進めていく。橋梁整備は、普通河川・高橋川に架かる新設工事を行う考えで、橋長は107b。上部工は2径間連続PCラーメン橋、下部工は逆T式橋台、壁式橋脚を予定している。全幅は11・5bで、大型車交通量は500台未満/日を計画。ボックスカルバート工については規模等の精査を進めている。
 同事業は、下在地・生津工区〜千野・坂本工区の9・9qを対象に各種道路整備を行うもの。平成10年に南庄工区(約2・5q)、平成23年に仰木・千野工区(約1・3q)、平成25年に平尾工区(1・6q)の一部を供用開始させており、直近では線形不良及び幅員が狭い箇所のバイパス整備や通学路の安全確保のための歩道整備や、下在地・生津工区(2・9q)を令和元年に工事完了させている。
 関連して、県が管理している橋梁全体の健全性割合(定期点検結果)を見ると、県管理橋の60%に何らかの損傷が発生しているが、大部分の緊急性が低いとの判断から、予防保全での維持管理を基本とし橋梁長寿命化を図っていく考えだ。短期計画(10年間)と、劣化予測等から推計されるLCC(ライフサイクルコスト)の大枠的な傾向や効果等の見直しを把握・評価する中長期計画(50年間)に振り分け、計画的に工事を推進・経費削減に努めていく。

提供:滋賀産業新聞