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日本工業経済新聞社(埼玉)
2025/09/05

【埼玉】久喜市・9月補正、学校12校の屋上防水改修費など

 久喜市は9月補正予算案を公開した。建設関係では、学校施設維持管理事業に対し、予算を重点的に措置。小・中学校12校の屋上防水改修工事を2カ年かけて行う。費用は1校ごとに2000万〜1億円規模。さらに、小・中学校10校の屋上防水改修設計費や、砂原小学校学級増対応教室整備工事費なども盛り込んだ。また、健康福祉センター大規模改修工事費も編成している。
 屋上防水改修工事を行う小学校は▽太田▽清久▽久喜東▽久喜北▽菖蒲▽小林▽三箇▽栗橋西――。中学校は▽久喜南▽久喜東▽菖蒲▽鷲宮――となっている。
 予算が可決されれば、1校ごとに順次発注する見通しで、全ての工事を来年度末までに終える計画となっている。
 屋上防水改修設計については、小学校9校(久喜・青葉・青毛・江面・栢間・菖蒲東・栗橋南・砂原・東鷲宮)と、栗橋東中学校を対象に、2カ年で行う。委託費は1校ごとにおおむね100万〜500万円程度となっている。
 砂原小教室整備工事は児童数増加に対応したもので、既存特別教室を普通教室に改修する。2カ年で総工事費はおおよそ5000万円規模。予算可決後早期の発注を目指す。
 このほかに、青葉小の老朽化した放送設備改修工事に対し、2カ年で3800万円程度を充てる。予算が確保できた場合、早期に工事発注となる。
 小・中学校維持管理事業で、年度をまたぐ工事は、前払い金など本年度に執行予定の費用を計上した上で繰越明許費に設定。さらに、来年度に執行予定の費用については、2026年度までの債務負担行為として組み込んでいる。本年度に執行予定の費用と、債務負担行為として措置した費用を合わせた額が実際の費用となる。
 健康福祉センターくりむの大規模改修工事は1億1290万円を計上し、同工事管理業務委託料338万円を合わせた1億1628万円を繰越明許費に設定。さらに、来年度執行分の工事費1億6935万7000円と、工事監理業務委託料791万1000円を、26年度までの債務負担行為として措置。
 利用中止している多機能浴室をトレーニングルームとして改修するほか、会議室の整備、経年劣化による外壁・屋上・電気設備などを改修する。建築・電気・機械の3工種に分離しての発注を想定しており、9月議会閉会後早期に発注したい考えだ。
 このほか、ふれあいセンター久喜の大規模改修設計委託料594万円を計上し、同額を繰越明許費に設定。来年度執行分の1386万円を債務負担行為とした。本年度第3四半期に設計委託の契約締結を目指す。
 予算が可決されれば6億9337万6000円を追加し、一般会計累計総額は748億7823万8000円となる。

提供:埼玉建設新聞