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秋田建設工業新聞社
2025/09/08

【秋田】秋田港アクセス道路で橋梁の契約議案上程/1号橋は高田機工JV、2号橋は宮地JV

 県道路課は、秋田地域振興局建設部が進めている秋田港アクセス道路整備に関し、新設する(仮称)1号橋・(仮称)2号橋上部工(製作、輸送、架設、塗装)の工事契約締結議案を県9月議会に上程。国道7号手前の新城川に架設する1号橋は7億9,200万円で高田(高田機工)・アキモク・東北機械、国道7号とJR奥羽本線の立体交差部に架設する2号橋は7億6,340万円で宮地・日本機械・東北機械の各特定建設工事JVと契約する。予定工期は10年10月末。

 (仮称)1号橋は橋長74m、有効幅員12mの橋梁。基礎工は鋼管ソイルセメント杭、下部工はラーメン式橋台(A1、A2)、上部工は単純鋼箱桁橋(RC床版)。現在はA2橋台の工事を中田建設・伊藤工業・中央土建特定建設工事JVで進めている。A1橋台が未発注となっているが、時期については検討中。

 (仮称)2号橋は橋長364.5mの長大橋で、下部工は逆T式橋台(A1、A2)、張出し式橋脚(P1〜P7)、上部工は鋼8径間連続箱桁橋で、床版は一般部がRC床版、跨線部がI型格子床版。現在はA1橋台及びP1橋脚を板橋組・豊興産特定建設工事JV、を、P2・P3橋脚を板橋組(愼太郎)、P6橋脚を中山組、国道7号東側のP4・P5橋脚を加藤建設(正己)で進めている。

 今回、契約する上部工は国道7号を境に東側を先行して整備するもので、対象はP5橋脚〜A2橋台の製作と、JR部を除くP6橋脚〜A2橋台の架設。8年度以降にJR奥羽本線西側のP5橋脚〜A1橋台の製作・架設を発注するほか、最後にJR部(P5〜P6橋脚)をJR委託(予定)により整備する予定。

 同事業で進められている橋梁の整備ではこのほか、(仮称)3号橋(県道久保秋田線立体交差部)が6年度までに完成。新城川下流の(仮称)4号橋(L68.2m)では、A1橋台を板橋組(愼太郎)に発注。国道7号タッチの接続道路部に架設する(仮称)5号橋では、A1橋台を板橋組・沢木組特定建設工事JV、A2橋台・P1橋脚を加藤建設(正己)で進めている。

 道路新設工事では、加藤建設(正己)と清水組が新城川近くにある郷力山を切土(掘削)し、秋田北IC側に盛土(サーチャージ盛土)する工事を進めている。今後も予算を確保しながら道路土工を継続していく。

 全体計画は、大型トレーラーの走行性改善などを目指し、秋田港港北線付近(秋田港側)から秋田自動車道・秋田北ICまで、延長6,120m、幅員10mの道路を新設するもので、11年度の完了を予定している。

提供/秋田建設工業新聞社