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建通新聞社四国
2025/09/09

【香川】高松市 香南楽湯の大規模改修をコンセッション

 高松市は、道の駅香南楽湯の大規模改修工事と管理運営を公共施設等運営事業(コンセッション方式)で実施する。9月の一般会計補正予算案に2026〜42年度までの債務負担行為の限度額として5億2654万円を設定した。議決後、早期に事業者公募を開始する。本年度中に優先交渉権者を決定し、2026年度序盤の契約締結を目指している。
 事業の範囲は、物販・温浴・飲食の各機能を持つ施設と西側の駐車場、香南朝市が開かれている施設と隣接する香南地域保健活動センター。北側の駐車場と県道円座香南線を挟んだ位置にある駐車場は含まれない。
 事業提案では、現状の機能を踏まえ、香南地域のにぎわいづくりに寄与する新たなサービスの他、施設の休業日を可能な限り短くする工程管理などを求める見通しだ。
 規模は鉄筋コンクリ―ト造地下1階地上3階建て延べ約3000平方b。
 事業範囲の敷地面積は約3700平方b。香南楽湯は、02年度に旧香南町が建設した。06年から指定管理者制度を導入している。これまで、ボイラーの改修や雨漏り対策工事などを実施してきた。所在地は高松市香南町横井997ノ2。
 同事業は、24年度に「かがわPPP/PFI地域プラットフォーム」でクローズ型サウンディングを実施した。
 温浴施設などの燃料費、人権費の高騰で経費が増加しており、管理運営方法の見直しが課題として挙がった。また、指定管理者制度では高松市の運営方法の元で営業するため、繁忙期・閑散期に合わせた運営が難しいと意見を得た。

提供:建通新聞社