鳥取市教育委員会は千代水地区に新設する鳥取市北部学校給食センター(=写真、イメージ)について、建築、電気、機械工事の公告時期が10月上旬にずれ込むことを明らかにした。公告がずれ込むことで入札時期も11月下旬となる。
8日の市議会文教経済委員会で学校保健給食課が報告した。
市の9月補正で、追加で必要となった災害・塩害対策工事や資材物価高騰による経費の増額分3億8635万円(今年度分1億4404万円、26・27年度分2億4230万円)を計上。議会議決後に発注するため、当初の公告時期(9月中旬)から3週間程度公告を後ろ倒しすることとなった。
追加費用の内訳は、塩害対策が電気室配置や屋外設備の塩害仕様変更など1億円。災害対応として非常用自家発電設備設置や浸水対策盛り土整備など5000万円。省エネ基準への適合が5000万円。厨房機器や空調室外機などステンレスの物価高騰対応に1億8000万円。
新設する給食センターは、千代水スポーツ広場北側(千代水3丁目)の敷地5825平方bに鉄骨造2階建て延べ3773平方bで建設。
発注にあたって、工事は建築、電気、機械(給排水)、機械(空調)、昇降機の5件に分離。追加工事の内容も各工種に振り分ける。工期は21カ月。補正後の総工費は49億8455万円となる。
建物の完成は27年10月ごろの見込みで、28年2月・3月で準備期間に入り、同年4月から新センターで学校給食の提供を開始する。新センターでの提供開始に併せて、第一学校給食センターと湖東学校給食センターは廃止する。
日刊建設工業新聞