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日本工業経済新聞社(埼玉)
2025/09/11

【埼玉】本庄市、市役所東側用地を駐車場に活用

 本庄市は、同市役所本庁舎の東側に隣接する市有地「東側用地」(同市本庄3丁目地内)の開発を進める。空き地や公用車用駐車場がある敷地約8680uが主な対象で、現在、手狭になっている来庁者用駐車場を拡張させる用地として活用する方針だ。本庁舎を取り囲むように駐車場が広がることになり、敷地の外観も大きく変わってきそうだ。
 この計画に関連して、すでに縦横断測量業務を井田起業(本庄市、電話0495ー72ー5100)が担当。基本設計業務を、東日本総合計画(さいたま市、電話048ー615ー1313)が担っている。いずれも2025年度末の納期で手掛けている。
 縦横断測量業務は、東側用地を10m四方ごとのメッシュ状に土地の標高などを測量する。このデータを活用して、基本設計として計画を具体化していく。
 東側用地は、砂利が敷き詰められた公用車用駐車場に加えて、同市が、個人の民有地を購入した空き地が広がる。
 空き地側には、木造2階建て住宅(延べ床面積338・95u)、木造2階建て土蔵倉庫(同45・26u)、木造平屋建て倉庫(同85・24u)、木造平屋建て倉庫(同19・63u)、木造平屋建て車庫(同23・18u)の5棟が残ったままになっている。
 そのため、同市は、早ければ26年度中に5棟の解体工事を一般競争入札で発注。同年度内に完工させる予定だ。事業規模は、数千万円規模を想定している。
 同市役所では、本庁舎南側に来庁舎用の駐車場143台分が整備されている。だが、手狭になっているため、5棟を解体した後に、東側用地に駐車場を拡大させていく計画だ。
 東側用地(8680u)に、既存の来庁者用駐車場の一部を加えた9932uを対象として、基本設計を25年度末までにまとめる。翌26年度中に実施設計を手掛ける予定だ。
 想定では、アスファルト舗装した駐車場のほか、一部を植物なども植えた緑地にする。駐車場が大幅に拡張されるため、「入り口をもう一つ追加する」(同市営繕住宅課)ことも検討の議題に上がっているという。
 早ければ、整備工事を27年度に一般競争入札で発注する予定だ。
 同市営繕住宅課は「市役所の外構が、大きく変わってくる工事になる」と説明している。

提供:埼玉建設新聞