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滋賀産業新聞
2025/09/12

【滋賀】長浜市 9月補正案の己高庵改修負担金

 長浜市は、木之本町古橋地先の山村都市交流施設「己高庵」について、民間事業者による施設活用を促進するため、指定管理者を務める鰍モるさと夢公社きのもとを相手方に12月からの5年間、土地および建物の無償貸し付けを図る。併せて、老朽化した施設の大規模改修を行うため市が民間事業者に貸し付ける負担金1億2千万円を9月補正予算案に計上した。予算が措置されれば早々に市から事業者に負担金を給付し、12月からの無償貸し付け化を経て早ければ年内にも、事業者側から己高庵の大規模改修工事が発注・着工される見込み。順調にいけば26年度にも大規模改修工事を完了させた後、施設のリニューアルオープンを目指している。
 9月補正予算案には、年度内に新たに予算措置が必要となったとして、己高庵改修負担金に1億2千万円を計上。また己高庵の土地および建物を12月1日から30年11月30日までの5年間、無償で鰍モるさと夢公社きのもとを相手方に貸し付ける事について承認を求める議案も9月市議会に上程された。
 無償貸し付けの相手方はの鰍モるさと夢公社きのもと(岩根博之代表取締役・長浜市木之本町木之本1757―2)は、旧木之本町が主体となり95年に設立された第3セクター方式の法人で、96年の己高庵整備から97年の開業以後、長期に亘り同施設の指定管理者を務めている。
 民間事業者による経営ノウハウを活かし施設活用を発展させ更なる観光振興を図るため、貸し付けを行う己高庵の土地(借地)は、長浜市木之本町古橋1094番地他12筆の敷地面積1万0300平方b。同じく貸し付ける建物は同所にあるS造平屋建、1396・78平方b規模の「クアハウス及び宿泊棟」、W造平屋建、19・84平方b規模の「茶室」、W造平屋建、32・4平方b規模の「瞑想ルーム」、各W造平屋建、19・44平方b規模の「東屋」3棟―で構成。

提供:滋賀産業新聞