北関東防衛局は12日、新発田・佐渡・新潟分屯基地などを対象とする「相馬原外(7)施設総合設計」を、一般競争入札(総合評価方式)で公告した。申請書は10月9日まで受け付ける。11月4日に競争参加資格確認通知が行われる。
参加資格は、単体の場合が防衛省における測量・建設コンサルタント等の建築業務A、JVの場合は代表者が建築業務Aまたは土木業務A(代表者が土木業務の場合は建築業務Aの格付を受けている構成員を含めることを必須)、JV代表者以外の構成員は建築・土木・電気・機械・通信業務のB以上で、単体とJV代表者については一級建築士事務所の登録など。
業務内容は、▽陸上自衛隊新発田駐屯地(新発田市)=隊庁舎4階建て延べ約4700平方メートル解体▽航空自衛隊佐渡分屯基地(佐渡市)=庁舎3階建て延べ約3600平方メートルほか5棟新設、仮設隊庁舎2階建て延べ約2900平方メートル設置、車庫平屋建て約81平方メートル改修、隊庁舎2階建て延べ約2900平方メートルほか4棟解体▽航空自衛隊新潟分屯基地(新潟市東区)=渡り廊下(平屋建て延べ約28平方メートル)新設、仮設庁舎2階建て延べ約1100平方メートル設置、庁舎平屋建て延べ約1100平方メートルほか3棟解体―に係る建築・土木・設備総合設計業務となっている。
12月23日に開札を行い、履行期間は2027年3月31日まで。
なお、国土交通省がまとめた26年度各省各庁営繕計画書に関する意見書(個別意見)によると、緊急を要する「A」には佐渡分屯基地庁舎に49億9007万2000円、至急実施すべきである「B」には新潟分屯基地庁舎に63億8411万3000円の全体計画額で登載された。将来的な庁舎建て替え等に要する費用とされ、ともに計画期間については26―29年度(ゼロ国債活用含む)となっている。
同業務にはそのほか、陸上自衛隊相馬原駐屯地(群馬県)、陸上自衛隊古河駐屯地(茨城県)、陸上自衛隊新町駐屯地(群馬県)、陸上自衛隊松本駐屯地(長野県)も含まれる。