北陸地方整備局羽越河川国道事務所は、WTO(政府調達協定)対象の公募型プロポーザルで選定していた「R7・8羽越河川国道事務所庁舎新築他設計業務」について、エーシーエ設計(長野市)を特定し、1億1160万円で随意契約した。9日付の契約。
庁舎の老朽化に加え、2022年8月に発生した新潟県北豪雨で事務所の1階部分が浸水するなど甚大な被害を受けたことなどを踏まえ、現在地で建て替えるもの。業務内容は庁舎および車庫の新築、建築設備の基本・実施設計、積算などを行う。既存施設は事務所RC造3階建て延べ約3170平方メートル、車庫S造平屋建て294平方メートル。場所は国道7号沿いの村上市藤沢地内。履行期間が26年12月25日までとなっている。BIM活用に係るEIR(発注者情報要件)の適用業務。
今後のスケジュールは25年度から2カ年で設計を進め、27年度から2カ年で整備する。国土交通省の26年度各省各庁営繕計画書に関する意見書(個別意見)では、特に緊急を要する「特A」とされ、事業費は22億8048万3000円を想定。