全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　石川県競馬事業局は９月補正予算案において、先月上旬の大雨により浸水被害が発生した、金沢競馬場厩舎などの災害復旧費として２億７５００万円、来年１１月３日のＪＢＣ競走開催準備費として現計分７３００万円に加えて、債務負担行為２億５７００万円を計上した。
　先月６日からの線状降水帯を伴う記録的大雨により同競馬場では、コースや厩舎のほか、競走馬約６００頭が水に浸かり、８日間にわたりレースが中止された。競馬事業局では補正予算を活用して床上浸水した厩舎の復旧、電気系統の改修を進めることにしている。
　ＪＢＣ競走は全国から約１万５０００人の来場が見込まれる地方競馬最大の祭典で、当日はＪＢＣクラシック（２１００メートル）、ＪＢＣスプリント（１４００メートル）、ＪＢＣレディスクラシック（１５００メートル）の３レースが行われる。競馬事業局では開催に備え、女性騎手受け入れのための騎手研修館改修、グループ観覧席設置を計画するほか、パドック中央部の人工芝をゴムマットへへ交換したり、キャッシュレス発払機の２７台増設（うち１２台がキャッシュレス）に取り組む。