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　新田八朗知事は１６日、富山市内のＡＮＡクラウンプラザホテル富山で県内視察中の中野洋昌国土交通相に面会し、能登半島地震からの復旧・復興などを盛り込んだ要望書を手渡した。面会は冒頭を除き非公開で行われた。
　能登半島地震による液状化対策について、面的な対策工事の実施に係る国庫補助の柔軟な運用や所要額の確保に加え、対策の効果を継続して発揮する地下水位低下工法の施設の長寿命化などへの財政的・技術的支援を求めた。面会の後、新田知事は「大臣からは『復旧・復興に向け、国交省、政府一丸となって全力で取り組んでいく』と言っていただいた」と明かした。
　要望書にはほかに「防災・減災、国土強靱化と地方創生の推進」「北陸新幹線の整備促進」「ＪＲ城端線・氷見線の再構築の推進」「観光産業への支援」を記載。「防災・減災、国土強靱化と地方創生の推進」では、災害に強く強靱な県土づくりに向けた河川・海岸・砂防事業の推進、「立山砂防」の世界文化遺産登録への支援、直轄道路・県管理道路の整備促進、国際拠点港湾・伏木富山港の機能強化・老朽化対策を求めた。