泉崎村は、JR泉崎駅周辺基盤整備の一環で交流拠点複合施設の建設を計画している。9月補正予算に基本構想策定業務委託料700万円を計上した。PFI導入かDBO方式により建設、運営する考えで、事業への参入意向を探るため、年内にもサウンディング型市場調査を実施する予定。基本構想は年度内にまとめる。
泉崎字館20地内の泉崎駅は東北本線線路の西側に駅舎が位置し、村役場庁舎や住宅地(天王台ニュータウン)等がある線路東側エリアとのアクセスが課題となっており、東西自由通路を整備し、自由通路の完成に合わせて駅周辺の基盤整備を進める。交流拠点複合施設はJR線を挟んで駅東側エリアに整備する。
交流拠点複合施設の整備は若者の流出抑制・流入増加が目的。施設には子育て世帯をターゲットに子ども遊び場や子育て支援機能を設置。商業施設やカフェなどの飲食店も配置し、賑わい創出の拠点とする。
複合施設整備には内閣府の「新しい地方経済・生活環境創生交付金(第2世代交付金)」を活用。自由通路は2029年度の完成を予定しており、それに合わせて複合施設整備の事業進捗を図る方針。基本構想策定業務は10月に外部委託する。
(提供:福島建設工業新聞社)